人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか・・・

人はなぜ「自分は大丈夫」と思うのか,防災研究家の片田群馬大学教授に聞く(後編)ITproより

人は,何らかの被害が予想される状況でも「自分は大丈夫」と思ってしまいがちだ。防災研究家で群馬大学工学部教授の片田敏孝氏は,人のこのような心のあり方を「正常化の偏見(normalcy bias)」と呼ぶ。人々を守るべき「防災専門家」や「セキュリティ専門家」は,正常化の偏見にどう向き合うべきだろうか。

片田氏は「自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価したりしてしまう人の特性」のことを言う「正常化の偏見」を,「極めて人間らしい特性」と指摘する。不安をある程度無視しなければ,人間は生きていけないからだ。

もっとも正しいと私は思っている。この人間行動は・・・

リスクは常に身の回りに潜んでいる。そのリスクばかりを考えていては、ネガティブな思考に陥り、リスクを招いてしまう結果にもなってしまうこともある。

誰しもが”自分は大丈夫”と思いたいし、そう願いたいもの。

人間の思考特性である以上は、仕方のないことかもしれない・・・

しかし、仕方ないだけでは済まない問題も多く存在する事は言うまでもない。

それは、何を根拠に大丈夫!だと思うのだろう?

すべてにおいて必ず理由があるとは限らないが、何か根拠があって”大丈夫”と思っているはずだ。

もしもその”大丈夫”が、自分に都合良いバイアスをかけて見ていたものであるなら、自分だけにとっての”大丈夫”でしかない。

情報セキュリティも情報漏洩対策にも、自分だけが存在している訳ではないので、必ず相手も存在する。

心理学の言葉に、私はOK、あなたもOKってのがある。

この大丈夫は、上記のOKと同じように思えてしまう。

前回書いた

情報を持ち出しても・・・処分保留で釈放される?あってはならないこと

と同じく自分がいれば、相手もいる。その相手が如何なる行動に出てこようが、それに対応出来る手段を講じておくことが、対策の基本になる。

あり得ないことでも、それがリスク管理になる。

自分の行動特性を知ることが、まず第一歩のリスク対策になる。

それが、都合良く解釈してしまう特性ならば、それを前提に考えれば良いこと。

この前提なしに一方通行で考えるから、問題は発生し大きくなってしまうのだ。

敵を知り、己を知ること by孫子の兵法

本当に敵のことを知ってますか?何が敵でどんな行動を予測しますか?どのような事が発生し、リスクとなるでしょうか?

それでも、自分は大丈夫ですか?

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新倉茂彦

TCNIC Co., Ltd. 代表取締役 / セキュリティプロデューサー / M.B.A. 経営情報学修士 / 密教学修士ブログ
日々,目の前で起きる「セキュリティ」なことだけを考えています。表があれば裏があるように、様々な視点から見て考えるように意識しています。 人の「こころ」に興味を持ち、仏教的アプローチからセキュリティを探求中。

社内だけで「公正な内部調査・適切な不正対策」が出来ますか?

近年は「企業等不祥事における第三者委員会ガイドライン」を設け、第三者による客観的な調査が増えてきました。

利害関係のない第三者でなければ、公正な調査が実施出来ないからです。

内部調査・社内不正・対策…においても、第三者の専門家に委ねなければ「内部の政治的圧力」「忖度」等により、正しい状況は見えてきません。それらの結果は歪められ隠ぺいされます。これはコンプライアンス以前の問題で、疑問に思った正しい行動さえも潰されていく…正義とは何なのでしょうか?

実際の不正な調査に数多く携わっていますが、相当な状況にあるのが現実であり、中々表面化し難い(ように仕向けている)のでわかりにくいものです。