スパムや脅迫、大量破壊兵器も——仮想世界の厳しい現実

スパムや脅迫、大量破壊兵器も——仮想世界の厳しい現実ITmedia エンタープライズより

Symantecによると、Second Lifeのような仮想世界がユーザーの実生活にも被害をもたらしかねない状況になっている。

オンラインゲームやSecond Lifeのような仮想世界でスパムなどの悪徳ビジネスが増大し、ユーザーの実生活にも被害をもたらしかねない状況になっている。Symantecがブログで報告した。

Symantecによると、実生活と同じく、仮想社会でもルールを守らない者は存在し、脅迫やいじめらに遭ったり、金銭を要求されて従わなければ仮想グッズが破壊されることもある。Second Lifeでは大量破壊兵器も見つかっているという。

場合によってはオンラインゲームアカウント販売の方がクレジットカード番号を盗むよりも実入りが良く、ゲーム内スパムなどのビジネスは増大。その宣伝のために次々と新しい手口が考案されているという。

オンラインゲームのWorld of Warcraftでは数週間前、死んだノーム(精霊)が空から大量に降ってきて、あるURLを構成するという「事件」があった。これはスパマーがメッセージをばらまこうとして仕掛けたものだとSymantecは解説する。

ブラジルでは先月、人気ゲームGunBoundの男性プレーヤーがリアルライフのデートに誘われ、女性に会えると思って出かけて行ったところ、地元の暴力団が待ち構えていて銃を突きつけられ、ゲームのスコアを暴力団のアカウントに移すよう要求された。その後この暴力団は警察に逮捕されたという。

オンライン世界は安全な逃避の場ではなくなりつつあることを、ゲーマーも認識する必要があるとSymantecは警鐘を鳴らしている。

以前より脅威を感じていたことだ。実はこれ現実社会よりも、この仮想社会のがこわいと思っている。

インターネットはボーダレスなもので、ビジネスからエンターテインメントに至るまで、社会インフラの重要な一つになった。

ネット以前には考えられないような、海外の文献を調べたり、情報の検索も容易になった。ウィキペディアなどは便利に使わせてもらっている。

ビジネスシーンにおいても、メールがなくなると連絡手段がなくなり、不便になることは容易に想像できる。

一方で、必ずしも便利が一番でもなかったりするが、便利に慣れてしまうとギャップとして不便になった時に、便利さを知るものだ。

一時は、インターネットはユートピアなものであると、思っていた頃もあった。

この仮想社会は、現実社会の延長にあり、現実に出来ないようなことも仮想では出来ちゃったりする。

どうも、現実と仮想の隔たりというか、使う側の認識が足りない。

まるで、海外旅行にいったお上りさん観光客のように、羽を伸ばしてしまう。旅の思い出で済めばそれもあり。

インターネットでも思い出で済むことであれば、それもよし。

脅威を煽る訳ではないが、仮想における現実を知ってもいいだろう。知るべきである。

現実の延長に仮想があるので、欲望系などは爆発してしまう。

それもその中だけで完結するのであれば、問題ないこと。だから仮想世界なのだから・・・

この一見、ウィルス対策に似ている流れを整理すると・・・何度も書いているのでしつこいが(笑)

1.ウィルスが出現する。

2.対策更新ファイル(ワクチン)が出来、それで万事休すとなる。

この順番が間違うと、社会問題になってしまう。1より先に2が出たら・・・賭博じゃないのだから。

これを、今まで書いたものに当てはめると・・・

1.現実社会の延長に仮想社会がある。

2.仮想世界では、現実世界で出来ないことが簡単にできる。だから仮想なのだ。

これも、順番が間違うとどうなるだろうか?

仮想世界のことが、現実世界と区別がつかなくなり、仮想を現実にしてしまうことになる。

これが、どういうことになるかというと・・・

書くのも、考えるのも、あまりしたくないほどの、現実がある。容易に想像できるのでしていただきたい。

例えば、幽霊の存在が仮想であるとするならば、見てしまったり体験してしまうのは現実なのか?怖いことには変わりない。

では、通り魔は現実にいる。事件にもなっている。刺されれば現実に血も出る。

仮想の幽霊にあってしまうことよりも、現実の通り魔に刺されることのが、余程怖い。現実だからだ。

先の記事にあるような、仮想の延長に現実がきたらどうなってしまうのだろうか?

一つの考え方として、重要なことであると考えている。

何をどこからどのようにすれば?との質問が多くあります

リモートワーク担当者支援パック

急激な社会環境変化により従来の概念や方法では解決できないことが多くなりました。

従来の業務は会社の中で行う → モバイルを活用して場所と時間の制約が無くなった → 自宅などの会社以外の場所で通常と同じレベルの作業が求められる(現状のリモートワーク)

労働・雇用環境の変化に応じて基準となる「就業規則」も変えなければなりません。同時に業務を進めるために「最低限のセキュリティ」も確保しなければなりません。

しかし教育も体制もない中、どのように進めればいいのでしょうか?と問合せが増えています。