外部企業に読まれているらしいGmailの事例で考えてみる捉え方の違い

先日みたニュースです。どうもタイトルだけ見ると「かなりヤバイ」感じですが、よく読めばそんなに問題ないことです。含みを持たせた注意喚起か、単なる煽りか。掴みはOKな感じとでも言えばいいのでしょうか? 

Gmailアプリの開発者はユーザーのメール内容を読んでいる

Googleは海外メディアのThe Vergeに対し、「検証されたサードパーティーの開発者に、ユーザーから明示的な同意を得たデータのみ提供している」と語っています。なお、Googleが情報提供を行っているのは「検証されたサードパーティーの開発者」のみとしており、この審査プロセスによると「企業のアイデンティティがアプリで正しく表現されているかどうかをチェックし、プライバシーポリシーにはメールを監視すると記されているかを確認し、さらに企業側が要求するデータがアプリ開発においてどのように使用されることになるのかについてもしっかり精査する」と記されています。

同意しているのだから、何も問題ないですよね。それでもイヤなら「もっとも簡単な方法は使わなければいい」だけのことです。これ自分の意思で選択できます。

このニュース見て思ったのが、読まれているらしいというイヤな感じって、捉え方によって随分と変わるなぁ…と思ったからです。

読まれているらしいというイヤな感じ

実際には読まれてないか、機械的に読まれているだけです。誰かが興味本位で読んでいるなら別ですが、誰もそんなに暇じゃないはず。少し手前に戻れば、自身も同意をしている(どの段階かわからないけど)本当はよく読まなきゃイケナイのだろうけど、ほぼ読み込むことがなく同意しているあれですね。

このメールを読むことが出来る環境というか、可能性があるわけで、どの範囲でこの話題を抽出するかで自身の感じ方は変わってくるように思います。イヤな感じの大きな部分は、自身が勝手に覚えてない以前にした同意以降、メールを読まれているらしいことを「こんなニュースで知ったから」だけです。自身のコントロール外ってのも大きいですね。のぞき見されている感じがするのはそのせいです。

イヤなら使わないという選択肢があっても、結局便利で使い続ける。先に言ってよ!的にイヤな感じを感情的にどうするか。

原因と結果で考えると

例えば、約束の時間よりも10分早めに行く人は、自分の意思で待つ(原因)ことを選択したことになります。一方、相手の都合で約束の時間より10分遅れてきた(結果)場合、約束の時間から見れば、10分と同じ時間ですが、どちらの都合によるものかにより感じ方は変わります。自分の都合(原因)で早めに行ったために、結果として計20分待ったことになりますが、基準である約束の時間は変わらず、前後した時間の10分も変わりません。

同じ時間で何が違うのかと考えた場合、後付から結果である10分遅れを探し、原因である早めの行動で10分早く着いた合計の20分が10分の2倍遅れたと勝手に感じることとなり、待たされた感が強くなっているだけです。

一方で通常の原因から先に考えた場合、10分早めに行動した原因は自身にあり、結果の10分相手が遅れたことだけを見れば、待たされた感は少なくなります。これは単純に原因と結果の順序を逆にしただけであって、単にその事象をどのように感じるかだけの違いでしかありません。

結局、どこ(基準点)からどのように捉えるか?だけなのですが、自身を中心にする考え方と、しない考え方で見える風景も変わるなぁ。。。という視点でした。

何をどこからどのようにすれば?との質問が多くあります

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