国内のオンライン詐欺市場とトイレットペーパー
国内のオンライン詐欺被害額は推定1300億円超に:ITmediaエンタープライズより
ブロードバンド推進協議会(BBA)によると、インターネット利用者の4.7%は、オークション詐欺やワンクリック詐欺、フィッシング詐欺など何らかのオンライン詐欺に遭っている。延べ被害額は、推定1304億円に上るという。
調査によると、インターネットユーザーの4.7%が「自分」もしくは「知人」がオンライン詐欺の被害を経験していると回答した。被害経験者に尋ねたところ、最も多いのはオークション詐欺で46.1%。次いでワンクリック詐欺が28.9%となっている。
「ワンクリック詐欺は、自分から支払わなければ被害は生じない。知っていればみすみす支払う必要のない詐欺に対し、これだけ被害が生じているのは驚くべきこと。やはり、詐欺に対する認知を高め、知ってもらうことが重要だ」
またオークション詐欺を除けば、オンライン詐欺の被害額は3万円以下と比較的少額であることにも注意が必要という。「多くの方、特に年齢が高い方は勉強代ということであきらめ、泣き寝入りするケースが多い」BBAのセキュリティ専門部会部会長、野々下幸治氏
野々下氏は、「オンライン詐欺は、いわゆる振り込め詐欺と同じで、知られるようになれば被害は減ってくるだろう。まず、普通のユーザーに『こういった詐欺が存在する』ということを認知していただくことが対策の第一歩」と述べ、その上で、パッチの適用やウイルス/スパイウェア対策ソフトの導入といった技術的対策を重ねていくべきとしている。
この1300億を色々と考えてみた。
1.2004年のケータイ着メロ系市場は、1300億円
3.2003年の野菜系飲料市場は、1300億円
こんな感じが、1300億の円を尺度にしたもの。
ちなみに、納豆も同じくらいの規模だった。
amazonジャパンの売上げが見つからなかったが、1000億円前後らしい。
国内の被害金額だけで、これだけの規模があるのだから、ある意味凄いマーケットになる。
また報告されているものだけで、これだけあるのだから、実際の被害額はさらに上回るものと思われる。
微妙な金額と、そのシチュエーションで巧みに操られてしまう。
このオンライン詐欺の当事者になっているにもかかわらず、気がついていない潜在的な被害者まで含めると、未報告とあわせ、さらに多くなるだろう。
今回もお約束のように、なんちゃってビックマック指数で計算してみた。
260円のビックマックが、5億個買える計算になり、
1日に約350万人が利用する新宿駅で配ったとしても、
142日で、5ヶ月弱の長期にわたって配ることになる。
あくまで計算上の話。
この金額で食糧危機の国の人たちが、どれだけの数、食につけるのか考えると、こんなバカな計算をしてる事が、恥ずかしくなる。
しかし、この数字は今後減少するよりは、増加するだろう。
それは、インターネットや携帯電話など、より便利ないろんなサービスが登場しているからだ。その数が多くなると、比例して巻き込まれる可能性が多くなる。
もちろん、誰も合いたくてあっている訳ではない。
脅威の認知が、より被害を減らすことに繋がる。
私に出来ることは、脅威の認知を言い続けることくらいしか出来ない。
でも、続けることが何かの役に立つだろう。
何をどこからどのようにすれば?との質問が多くあります
急激な社会環境変化により従来の概念や方法では解決できないことが多くなりました。
従来の業務は会社の中で行う → モバイルを活用して場所と時間の制約が無くなった → 自宅などの会社以外の場所で通常と同じレベルの作業が求められる(現状のリモートワーク)
労働・雇用環境の変化に応じて基準となる「就業規則」も変えなければなりません。同時に業務を進めるために「最低限のセキュリティ」も確保しなければなりません。
しかし教育も体制もない中、どのように進めればいいのでしょうか?と問合せが増えています。