とくに「やましいこと」はありませんが、私にもプライバシーはあります。
とんど暴言に近いように感じます。インターネットって便利ですし、コミュニケーションツールとして良いと思っています。それと、プライバシーは別だと思っています。現実に、ネット上にプライバシーは「なくなりつつ」あるとは、思っていますが…
「やましくなければプライバシーは要らない」? そんなわけはない – ITmedia エンタープライズviakwout
こうした発言にはいろいろなパターンがある。よくあるのは、「人々がオンラインでどんなふうに情報を共有しているかを見れば、今や彼らがテクノロジーを恐れていないのは明らかだ」というものだ。たいていはこんな言い方になる。「皆がFaceSpacingやTwitTubingでどんなことをしているか見てみるといい。誰もプライバシーに関心を持っていないことが分かる」
プライバシー権に反対するコメントで、もう1つよくあるパターンは、昔ながらの「隠すようなことが何もなければ、プライバシーを心配する必要はない」という言い方だ。これは最近、Googleのエリック・シュミットCEOがMSNBCのインタビューで使った戦術だ。同氏はその中で、オンラインで自分がやっていることを他人に知られたくないのなら、そんなことはするべきではないというようなことを言った(この件については、詳しくは同僚のクリント・ボールトンの記事を読んでほしい)。
確かに、一理あるようにも感じます。オンライン上で「自ら」情報を共有していたり、情報の断片をまき散らしていたりと。。。
しかし、それをしている人が「テクノロジーを恐れていない」のではなく、「恐ろしい部分のテクノロジー」を知らないだけと思っています。
インターネットが普及する段階で・・・例えば企業などは、インターネットの利用制限を設けていなかった時代もありました。まずは制限なく使う、使わせることが先だったからです。
これは、新しいメディアのインターネットが急激に普及したことに、利用者がついて行けてないことが多くあります。古い資料ですが、世界中5000万世帯普及にかかったのが、ラジオで38年、テレビで13年、インターネットで4年だったようです。さらに、ラジオもテレビも一方通行ですが、インターネットは双方向です。自動車のように免許もなく、世界中と双方向のやりとりが、ケータイでも出来てしまうのです。
見えているのは、目の前の端末だけです。ケータイでもPCでも…その先に繋がっていることは知っていても、「恐ろしいとされるテクノロジー」を深く知る人は少ないはずです。セキュリティがどうこう言うとこではありません。
ネット上に自分で書かなくとも、誰かが書いたり、自分のコントロール出来ない部分で勝手に「情報漏洩」してしまうケースもあります。
そして検索エンジンを使っているからといって、その情報を世界中と共有したいわけではない。シュミット氏はまるで、Google Appsなどのサービスに興味を持っている企業に対して、使わない方がいいと言っているようだ。わたしが企業ユーザーなら、他人に知られたくない機密情報をたくさん持っているからだ。
情報漏洩が個人情報に向けられていますが、機密情報もあります。これは個人情報が機密でないと言っているのではなく、機密情報って何?と、気にしてないケースが多くあります。企業のプライバシーは「機密情報」だと思っています。
でも、自分個人に直接影響しないから、雑に扱われていることもあります。個人の知られたくないのが「プライバシー」、企業にも知られたくない、知られては困るものが、機密情報で企業のプライバシーです。
ほかの記者も指摘している通り、Googleのシュミット氏の発言は、数年前の一件を考えるとちょっとした皮肉だ。CNETがGoogle検索で見つけたシュミット氏の個人情報を記事に載せ、同氏がGoogle社員にCNETの記者と1年間話をしないよう命じたという事件だ。
これがもっともわかりやすい部分かと思います。誰だって、こんなことはイヤなのです。 イヤと思う部分が「プライバシー」を計る判断基準の1つです。
シュミット氏が言っていることに矛盾はあります。矛盾があって当然だと思っています。立場により、言うことが変わるのは普通のことでしょう。自分の個人情報が、どこかからネット上に存在している。それを敢えて公にされただけ。。。ですが、やはりイヤでしょう(笑)そんなものです。
プライバシーの判断に統一の基準はありません。難しいのは、自分はOKでも相手はわからないところです。
ジョハリの窓そのものです。
最近でもないですが、髪の毛が薄くなってきました(笑) これ、こうやって書けば公知の事実になるのでしょうが、別な場所でAさんから、薄いねぇ。。。と言われて笑えても、Bさんから、薄いねぇ。。。と同じことを言われた時に、私がイヤだなぁ。。。と思うこともあるのです。相手がイヤかどうかは、自分じゃ解りません。プライバシーって、こんなものでもあると思っています。
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報酬があれば潜在意識が教えてくれる?意識って現金なものです。
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何をどこからどのようにすれば?との質問が多くあります
急激な社会環境変化により従来の概念や方法では解決できないことが多くなりました。
従来の業務は会社の中で行う → モバイルを活用して場所と時間の制約が無くなった → 自宅などの会社以外の場所で通常と同じレベルの作業が求められる(現状のリモートワーク)
労働・雇用環境の変化に応じて基準となる「就業規則」も変えなければなりません。同時に業務を進めるために「最低限のセキュリティ」も確保しなければなりません。
しかし教育も体制もない中、どのように進めればいいのでしょうか?と問合せが増えています。